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Windows共有フォルダー接続設定 (クライアント設定)Fedora7からWindows共有フォルダーに接続する設定を3種紹介します。目的に合わせて設定してください。
・Windows共有フォルダーフルファイル名対応アプリケーションについて
なお、本ページ記載内容に理解出来ない部分がある方は「 Unix , Linux が初心者の予備知識」 を参照してください。 ネットワークブラウザから利用する方法手順
デスクトップやコンピュータブラウザにWindows共有フォルダー接続アイコンを設定する方法デスクトップに のような共有フォルダー接続アイコンを作成し、本アイコンからアクセスします。 手順
ローカルディスクのようにマウントして使用する方法。利用可能な共有フォルダーの確認smbclient 命令で指定サーバの利用可能共有フォルダーリストが表示出来ます。基本的な使用書式を示します。 smbclient -L <ホスト名> -U <ユーザ名>
$ man smbclient又は $ smbclient -?を参照してください。 例1: ホスト名: WindowsPC ユーザ名: user1 の場合 下図 Type項目が Disk のものが共有フォルダーとなります。本例の場合、SharedDocsが一般的な共有フォルダーになり、他にある C$ , D$ も共有フォルダーであり、ローカルドライブ C: や D: を指し示しています。初心者の方はC$,D$などは使用しない方が無難です。 $ smbclient -L WindowsPC -U user1
Password: <--user1のパスワードを入力
Domain=[WINDOWSPC] OS=[Windows 5.1] Server=[Windows 2000 LAN Manager]
Sharename Type Comment
--------- ---- -------
IPC$ IPC Remote IPC
SharedDocs Disk
C$ Disk Default share
D$ Disk Default share
Domain=[WINDOWSPC] OS=[Windows 5.1] Server=[Windows 2000 LAN Manager]
Server Comment
--------- -------
Workgroup Master
--------- -------
$
例2: ホスト名: 192.168.10.20 ユーザ名: user1 の場合 $ smbclient -L 192.168.10.20 -U user1 Password: <--user1のパスワードを入力 <以下省略> 例3: ユーザ名: user1 のパスワードを間違えた、若しくは user1がホスト側で機能するようにでユーザ登録されていない場合 $ smbclient -L WindowsPC -U user1
Password: <--user1の間違ったパスワードを入力
session setup failed: NT_STATUS_LOGON_FAILURE
$
例4: ホスト: No-PC が存在しない、若しくは 存在するが名前解決されない場合 $ smbclient -L No-PC -U user1 Connection to No-PC failed $ 例5: ユーザ名指定しない場合で現在Fedora側でのログインが FedoraUser の場合 $ smbclient -L WindowsPC
Password: <--FodoraUser ユーザ名のパスワードを入力
ただし、FodoraUser は WindowsPC側で機能する
ように登録されていること。
<以下省略>
共有フォルダーのマウント (mount命令)マウントとは、指定デバイス、今回の場合共有フォルダーですがこれを本Linuxにファイル利用できるように接続する操作です。たとえば、ネットワーク上のコンピュータ WindowsPC の共有フォルダー ShoredDocs に接続してLinux側では /mnt/win ディレクトリで使用する場合の操作例を以下に示します。
$su <-- rootユーザとなる パスワード: <-- rootユーザパスワード(Linux側) #mkdir /mnt/win <-- マウント先ディレクトリを作成 # mount -t cifs //WindowsPC/SharedDocs /mnt/win -o user=WUser1,uid=LUser1,gid=LUser1 Password: <-- WUser1ユーザパスワード(共有フォルダー側) #無事マウント出来れば、 ls -la /mnt/winでWindows共有フォルダー内のファイルリストが表示されます。以後 Linux側では /mnt/win ディレクトリにてWindows側の共有フォルダーをアクセスします。
マウントの関しての詳細は、 $ man mountを参照してください。 例2: 読み込み専用でマウントする。 # mount -t cifs //WindowsPC/SharedDocs /mnt/win -o ro,user=WUser1
Password: <-- WUser1ユーザパスワード(共有フォルダー側)
例3: ホスト名: 192.168.10.20 ユーザ名: user1 の場合。
# mount -t cifs //192.168.10.20/SharedDocs /mnt/win -o user=WUser1,uid=LUser1,gid=LUser1
Password: <-- WUser1ユーザパスワード(共有フォルダー側)
例4: ユーザ名: user1 のパスワードを間違えた、若しくは user1がホスト側で機能するようにでユーザ登録されていない場合。 # mount -t cifs //WindowsPC/SharedDocs /mnt/win -o user=WUser1,uid=LUser1,gid=LUser1
Password: <--user1の間違ったパスワードを入力
mount error 13 = Permission denied
Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g.man mount.cifs)
例5: ホスト: No-PC が存在しない、若しくは 存在するが名前解決されない場合。 # mount -t cifs //No-PC/SharedDocs /mnt/win mount error: could not find target server. TCP name No-PC/SharedDocs not found No ip address specified and hostname not found 例6: ユーザ名指定しない場合、ユーザ名は root で行われる。 # mount -t cifs //WindowsPC/SharedDocs /mnt/win -o uid=LUser1,gid=LUser1
Password: <--root ユーザ名のパスワードを入力
ただし、root は WindowsPC側で機能する
ように登録されていること。
例7: root特権でない場合のエラー $ mount -t cifs //WindowsPC/SharedDocs /mnt/win -o user=WUser1 mount: only root can do that 例8: マウント先ディレクトリが存在しない場合のエラー # mount -t cifs //WindowsPC/SharedDocs /mnt/NoWin -o user=WUser1 mount error: can not change directory into mount target /mnt/NoWin # mkdir /mnt/NoWin # mount -t cifs //WindowsPC/SharedDocs /mnt/NoWin -o user=WUser1 Password: 現在マウント状況表示パラメータ指定無しの場合現在状況をリストします。$ mount
/dev/hda4 on / type ext3 (rw)
proc on /proc type proc (rw)
sysfs on /sys type sysfs (rw)
devpts on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620)
tmpfs on /dev/shm type tmpfs (rw)
none on /proc/sys/fs/binfmt_misc type binfmt_misc (rw)
sunrpc on /var/lib/nfs/rpc_pipefs type rpc_pipefs (rw)
//WINDOWSPC/SharedDocs on /mnt/win type cifs (rw,mand) <--今回マウントしたもの
マウントの解除 (umount命令)例えば、デバイス //WINDOWSPC/SharedDocs を マウント先 /mnt/win でマウント中の場合、その解除は、# umount /mnt/win又は、 # umount //WINDOWSPC/SharedDocsどちらか一方を行ってください。 Windows共有フォルダーフルファイル名対応アプリケーションについて共有フォルダー内のファイルフル名は、接続方法により以下の2種類になります。また、その型式の対応はアプリケーションによって違いますので注意が必要です。
このページの対象者 (「先輩の手順書」Linux Fedora7)
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