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Windowsファイルの読み書き設定(NTFSの設定) (FedoraCore6) FedoraCore6からWindowsファイルを読み書き出来るように、NTFSの設定を行います。NTFSはWindowsファイルシステムの一つでWindows2000/XP/Vistaで標準使用されています。他のファイルシステムとしてFAT32がありますが、そちらの設定は、FAT32の設定を参照してください。
なお、本ページ記載内容に理解出来ない部分がある方は「 Unix , Linux が初心者の予備知識」 を参照してください。 NTFSパッケージのインストール手順パッケージは、以下の2つです。
インストール方法は、グラフィカル画面のパッケージマネージャを使う方法と端末ウインドウにて # yum install ntfs-3g # yum install ntfs-config で行う方法があります。ここでは、パッケージマネージャの方法を紹介します。 なお、どちらの場合も操作にはroot特権が必要です。
グラフィカル画面によるNTFSの環境設定(マウント)NTFSパッケージをインストールしたのみでは、Windowsファイルを利用できません。Linuxコンピュータで利用できるように接続する設定(マウント)をする必要があります。
NTFS-config での設定による注意点。(ntfs-config Ver 1.0-0.2 又は 0:0.5.5-3 現在)
直接操作によるNTFSの環境設定(マウント)本節目次利用可能なNTFSパーティションの確認/sbin/fdisk -l 命令で現在パーティションリストが表示されます。なお、本命例はroot特権が必要ですので、現在rootユーザでない場合su命令でrootユーザとなってください。 $su パスワード: # /sbin/fdisk -l Disk /dev/hda: 107.3 GB, 107374182400 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 13054 cylinders Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes Device Boot Start End Blocks Id System /dev/hda1 1 2550 20482843+ 7 HPFS/NTFS /dev/hda2 2551 3825 10241437+ 7 HPFS/NTFS /dev/hda3 3826 4080 2048287+ 82 Linux swap / Solaris /dev/hda4 * 4081 6630 20482875 83 Linux #System項目が HPFS/NTFS のものがNTFSパーティションです。 NTFSパーティションのマウント (mount命令)マウントとは、指定デバイス(パーティション)を本Linuxにファイル利用できるように接続する操作です。例えば、デバイス /dev/hda2 のNTFSパーティションを /mnt/win ディレクトリに接続して利用する場合、以下の操作をします。
$su <-- rootユーザとなる パスワード: #mkdir /mnt/win <-- マウント先ディレクトリを作成 # mount -t ntfs-3g /dev/hda2 /mnt/win -o locale=ja_JP.UTF-8無事マウント出来れば、 ls -la /mnt/winでWindowsファイルリストが表示されます。 マウントに関しての詳細は、 $ man ntfs-3gを参照してください。 例1: 読み込み専用でマウントする。 # mount -t ntfs-3g /dev/hda2 /mnt/win -o ro,locale=ja_JP.UTF-8例2: アクセスマスク設定付きでマウントする。 # mount -t ntfs-3g /dev/hda2 /mnt/win -o umask=002,locale=ja_JP.UTF-8例3: root特権でない場合のエラー $ mount -t ntfs-3g /dev/hda2 /mnt/win -o locale=ja_JP.UTF-8 mount: only root can do that例4: マウント先ディレクトリが存在しない場合のエラー # mount -t ntfs-3g /dev/hda2 /mnt/win -o locale=ja_JP.UTF-8 fusermount: failed to access mountpoint /mnt/win: No such file or directory FUSE mount point creation failed Unmounting /dev/hda2 () # mkdir /mnt/win # mount -t ntfs-3g /dev/hda2 /mnt/win -o locale=ja_JP.UTF-8 現在マウント状況表示パラメータ指定無しの場合現在状況をリストします。# mount /dev/hda4 on / type ext3 (rw) proc on /proc type proc (rw) sysfs on /sys type sysfs (rw) devpts on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620) tmpfs on /dev/shm type tmpfs (rw) none on /proc/sys/fs/binfmt_misc type binfmt_misc (rw) sunrpc on /var/lib/nfs/rpc_pipefs type rpc_pipefs (rw) /dev/hda2 on /mnt/win2 type fuseblk (rw,nosuid,nodev,noatime,allow_other ,blksize=4096) #/dev/hda2 が今回追加したマウント。 マウントの解除 (umount命令)例えば、デバイス /dev/hda2 を マウント先 /mnt/win でマウント中の場合、その解除は、# umount /mnt/win又は、 # umount /dev/hda2どちらか一方を行ってください。 コンピュータ起動時に自動でマウントする設定上記 mount 命令ので利用は、次回コンピュータ起動時には有効となっていません。起動時に自動でマウントする設定は、テキストファイル内に記述します。/etc/fstab なお、設定ファイル /etc/fstab はroot特権がなと変更出来ませんので、rootユーザにて行って下さい。 例えば、デバイス /dev/hda2 を マウント先 /mnt/win でマウントする場合、GNOMEエディター等で /etc/fstab ファイルを開き、下記のような記述を追加します。エディターの起動例 $ su パスワード: # gedit &エディターで /etc/fstab ファイルを開き下記例の行を記述等します。 # /etc/fstab: static file system information.
#
# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>
devpts /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0
proc /proc proc defaults 0 0
sysfs /sys sysfs defaults 0 0
#Entry for /dev/hda4 :
LABEL=/ / ext3 defaults 1 1
/dev/hda2 /mnt/win ntfs-3g defaults,locale=ja_JP.UTF-8 0 0 <--今回の例
#Entry for /dev/hda3 :
LABEL=SWAP-hda3 swap swap defaults 0 0
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